指輪のオーダー・お祖母様のルースと古いジュエリーお持込
目次
ルースと古いジュエリーをお持込でご相談
お祖母様がずっとタンスの中で大切にされていたという紫色のルースと他古いジュエリーをお持込になられました。
(ルースは写真左上です)
この紫のルースにてK18YGのリングのデザイン&加工のご依頼でございました。
古いジュエリーはお買取させていただき、ご請求分からご相殺ということになりました。
「一度オーダージュエリーをしてみたかった」とおっしゃるお客様。
初めてのオーダージュエリーにお選びいただきまして大変光栄です。
デザインのお打ち合わせ
デザインのお打ち合わせに、いつもご愛用のジュエリーを見せていただきました。
上のK18YGのリングとピアスはお客様ご愛用のジュエリーです。
お好きなデザインの雰囲気を拝見させていただくことは、新しいリングのデザインをお作りする上でとても参考になります。
「華奢めで、繊細な細工の職人技」が際立つようなデザインがお好きとおっしゃるお客様。
それでルースの大きさは12.5×10×6.8mmと大きめでしたので、そういった華奢繊細デザインをどう取り込めていけるか?を検討いたしました。
そして、石座のデザイン・腕の部分のデザインを分けてお送りし、ご覧いただきました。
石座は窓のあるBプラン、腕はBかCのようなデザイン。
石座の窓は腕、BかCのモチーフを組んで少し装飾を。
とのご回答をいただきましてさらに
こんなパターンをお作りいたしました。
完成デザインに近づいてまいりました。
デザインはいろいろなアドバイスをさせていただきながら、イラストを都度ご提示し、お客様と一緒にお作りしているような方法となっています。(というか自然にそうなりました)
→石座デザイン1、腕デザインCをご選択くださいました。
で、最近あまり描かないのですが、スケッチしてみました。
デザインのお打ち合わせ途中から「菱型」というキーワードが主となってまいりました。
線を内側に少し曲げたような菱型はキラキラ♢マークにも用いられています。
なにげに登場した菱型ですが、モチーフとしては最強のおまもりモチーフで、お雛様のお供えの菱餅も菱型をしています。
その形は大地である四角をベースに光が広がっていくイメージです。
世界のなかでも菱型=ダイヤ形は縁起のよい形モチーフとして知られています。
植物の「菱」が元になった「菱型」ですが。繁殖力が強く、中国の仙人が菱の実を食べて不老不死を得たとか。という話もあります。魔除けや長寿のモチーフとなったこともうなづけます。
さらにさらにデザインを煮詰めていきます。
イラスト等ありがとうございました!すごく素敵でわくわくしてます。
ミル打ちですが、普段使いしたいことを考えると、Cだとクラシックになり過ぎてしまうかなと思い、A、Bで悩んでいます。ミルうちは
「腕ミル有り・石座ミル無し」でお願いします。
それでデザイン図が完成し、制作に入らせていただきました。
完成しました
お客様の声
お世話になっております。
先ほど、無事受け取りました。デザイン画どおりの素敵な指輪をありがとうございました
サイズもぴったりです!
大事に使わせていただきます